CRAFT HOUSE
前編の足踏み轆轤講座に続き、今回は、2023年7月16日の鍛治(鍛接刃)講座の記事を残す。
二日目、いわき市からクラフトハウスへ向かう道中で聴いていたアゲ曲はこちら⇩
家族で行く2回目の福島
4月に続き2度目の福島。
今回は海を見たいという子供達の希望もあり、家族5人で向かう事となる。
常日頃、一人がいいだの、一人の時間だの言う私だが、やはり家族と一緒にいられる事は本当に心強く、感謝しかない。
栃木あたりで私の眠気が限界を迎えた際、子供達が必死でたわいもない会話を続けてくれた優しさが嬉しかった。
そして、今回は海辺に家族を降ろしてから古殿町へ向かうコースとなり、北上するコースから外れて東へ車を走らせる。
目前に海が現れると、子供と一緒に大騒ぎでテンションMAXな私。
きっと妻は冷ややかな目で見ていたのだろうが、お構いなし。
無事、海辺に家族を降ろして、古殿へ向かう。
妻と子供達の1日目の予定は、海で遊んで周りを散策して、その後電車で移動し宿近くの駅で合流する予定。
3ヶ月ぶりの再訪
本当はこの3ヶ月の間に更にもう一回、轆轤用のフック作り講座受講の予約をさせて頂いていたが、
急遽、地元の出展依頼があり参加出来なかった。
折角ブッキングして下さっていたのにキャンセルしてしまい猛省。
そんな事がありつつも、この日も暖かく迎え入れて下さり、前回同様に作業前の珈琲タイム。
私の他に1名の受講者がおられる。
目前の棚に並べられていたカップが気になり見ていると、近々販売予定のビールジョッキとのこと。
ずんぐりムックリな素敵な形状に一目惚れしてしまい衝動買いしてしまった。
好き者同士の集まりでは会話が途切れることはなく、皆、素直で誠実な方達ばかりだと感じた。
楽しい朝のひと時を終え、本日の受講開始となる。
初の鍛治
鍛冶場へ移動。
目に映る全てを学んで盗んでいこうと決意していたこともあり、挙動不審者ばりに周囲をガン見。
鍛冶場ドアノブからしてハンドメイドで、炉や吹子、トング類の鍛治道具などの殆どが自作されていた。
控えめに言って、ヤバすぎ。
中央に鎮座している大きなアンビルが、より一層ヤバい雰囲気を際立たせている。
この時点で既に、ここに来られて本当に良かったと心底思ったことを記憶している。
鍛接ブレード
字の如く、刃金と地金を鍛錬し接着した刃物。
専門用語に長けていないので、表現等に誤りがあったら笑って許して頂けたら幸いだ。
事前に井丸さんが準備くださり、二枚の地金の間に刃金が入れられた状態からの開始となる。
鍛錬
炭を入れて吹子で送風しながら火力を上げていく。
温度計等は無く、炭の色を見て温度を判断するとのこと。
片手で吹子、もう一方でトングで摘んだ鋼を熱していく。
ただ炭の中に突っ込むだけではなく、細かい注意点も教えて頂きながら続ける。
赤赤と熱せられた鋼を摘み出して鍛錬していく。
強く叩けば良いわけでもなく、そこにもコツやポイントがあるようで、色々とご指導頂く。
感覚的なところを言葉で説明することの難しさはワークショップなどの経験上、理解している。
【お互いが仲良く一緒になれるように優しい気持ちで叩いていく】ように教わり、その言葉になんだかホッコリした。
接着粉を適宜塗布しながら作業を繰り返していった。
…続きはまた追記していきます。