わたるさん

ご連絡を頂き、遂に芋の作付けとお茶の刈り上げ。

わたるさんは、下栗の農について当初から親切に関わって下さっている地元の農業委員の方。

口頭での指導から、機械を貸して頂けたり、種芋や肥料までを提供下さって、有り難くも気が引けるほどこんな素人を相手に面倒を見て下さっている。

植え付け前の種芋の消毒をし、やや雑草の立ち枯れが点在する畑の畝作り。

取り回しの良さそうな小型のトラクターでいかにも簡単そうに畝を拵えて下さるも、実際は中々の重労働。

そこそこの斜度のある畑でのトラクターの取り回し。

ご指導頂いたとおり、固形肥料を蒔き、一定間隔で種芋を置いていく。

小ぶりで可愛らしい芋。

長く畑を使用していくのであれば、土が下に動いてしまわないように、やはり上へ土を上げるような耕作が必要とのこと。

畝を消し、5月上旬の畝上げまでそっと待つ。

続いて、お茶の刈り上げ。

こちらも機械をお借りし、一通りの指導を頂く。

色々なやり方はあるようだが、丸型よりも四角に刈り上げた方が管理しやすいらしい。

中枯れしている木もあるようなので、一度根元付近まで刈り、再び育て上げた方が良いものもあるらしい。

茨や細い雑木が生えてしまったりと、都度手を止めて処理しながらの作業。

しばらく機械をお借りできるようなので、今週は畑仕事を中心に進めたい。

所要の為、一時帰宅したわたるさんが、夕方に再度様子を見にきて下さる。

足場も悪く状態が悪い為、中々作業が捗らない旨、お伝えする。

帰りにわたるさん宅によっていくように言って頂けたので、軽トラに追走しながらご自宅へ伺う。

大きな古民家の母屋とわたるさんのお父さんが自作されたという離れの作業小屋を拝見。四方八方に大量の薪棚と小屋内の薪ストーブ。

煤で黒光りする小屋の壁板や梁や天井が美しい。

ここで奥様とこんにゃくを茹でたりされるようだ。

椎茸、キウイ棚などを拝見し、わたるさんの畑へ。

おっしゃっておられたとおり、砂利状の小石が非常に多い土質。

何区画かに整備された畑には芋のほかに、エゴマや豆類、こんにゃくなどを栽培されるとのこと。

下栗芋は二度芋とも呼ばれているが、最近では収穫後は蕎麦を育てることがスタンダードとなっているらしい。

そんなこんなでわたるさんの畑の視察は終了。

帰り際の雑談で、最近、浴室を新しくリフォームされたとのこと。

奥様がシャワーを使いたいから、薪風呂は嫌との理由らしいが、昨今の灯油の価格高騰もあり、わたるさんは一人、薪風呂に入り続けているらしい。

私がもし薪風呂にするのであれば、まだ新目の薪窯をくれるらしい。

薪にするか否か、非常に悩ましい選択だ。

本日は外仕事のみでわたるさん宅にも寄っていく予定であった為、残置物の処理場運びは無し。

慣れない機械仕事で普段使わない筋力を使った為だろうか、肩や腰に適度な疲労感。

この地のご先祖様も、畑仕事でくたびれたら美しい山々を見ながら縁側で一服していたのだろうかと想像してみると、非常に感慨深い思いがした。

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